「土のデザイン」第三弾!いよいよSS SOIL STUDIO立ち上げです!

10月21日(金)の薩摩川内市は秋晴れの快晴。

この日は「土のデザイン」プロジェクトの「竹バイオ炭づくり&ドリーム畑づくり」ワークショップ!

総勢8名の参加者が一緒に手を動かしました!

薩摩川内市内のSOKO KAKAKAで喫茶アカリトキをやられている小田さんより畑スペースをお借りして「竹バイオ炭づくり」と「ドリーム畑づくり」を開始しました。今後ここをSS SOIL STUDIO(SS=Satsuma Sendai)と名付けこの活動のフィールドとしていきます。

(実験場を提供してくださった小田さん、本当にありがとうございます!これからの四ヶ月間、お世話になります!)

ミッション①:竹バイオ炭づくり

この日の「竹バイオ炭づくり」パーツの講師は、エンザイ緑販有限会社の福島明裕さん。

福島明裕さん

ワークショップのために、福島さんは遠方の福岡県久留米市からわざわざ竹バイオ炭を焼くための専用「無煙炭化器 MOKI」2台を持ってきてくださいました。

福島さんの指導のもと、参加者の皆さんは共同作業で乾燥した竹をノコギリで切り、竹割り器で切り開くことで炭材を準備しました。(竹節内の空気が膨張して爆発するのを防ぐため)

その後、準備ができた竹に福島さんが火をつけて炭材を燃やし始めます。

次々と竹をノコギリでギコギコ切る音・パンパン割る音がリズミカルに重なる様子は、まるでバンドのセッションのように生き生きとしており、その背景として炎が燃え上がり、エネルギーに満ちた光景が広がっていました。

ミッション②:ドリーム畑の土台(畝)作り

竹バイオ炭作りが進む一方、「ドリーム畑づくり」パートは、福本農園の福本さんが「畝づくり」作業をリードしてくださいました。

まず最初に(株)リ・パブリックの尾形さんによる設計図の下で、参加者全員が一緒にスペースを測定し、直径13Mの特別な円形畝を描きくところから始まります。

そして福元さんの力をお借りし、耕運機を使って整地して、

最後には皆さんと一緒に秋日の太陽を背に、手にはスコップや鍬を握り自一人ずつの畝を作り上げました!

ドリーム畑を考えましょう!

ランチタイムには、実験圃場の一角で参加者の皆さん一緒にお弁当を食べたり、差し入れのフルーツや手作りのデザートをシェアしたりしました。

秋晴れの中、皆さんはランチを味わいながら、九州大学のトッキー(稲村徳州)先生のリードのもとに、「土のデザイン」とその母体のプロジェクトである「Satsuma Future Commons | 薩摩フューチャーコモンズ」について、アイディアを交換しました。

「土のデザイン」プロジェクトの実践がどのように「薩摩フューチャーコモンズ」とつながり、そしてこれからの薩摩・薩摩川内の発展に一体どのような役割を果たし、より大きな夢を創造できるのでしょうか。

まずは小規模な実験農場から始めてみましょう!

ここ、実験圃場で、どのような畑を作りたいとか、やってみたいプランなどを、参加者の皆さんと一緒に考え始めました。

「クラフトの畑を作りたい!」
「養蜂を中心した畑を試してみたい!」
「ビタミンCの畑!」
「スモールフードフォレスト!」
「やっぱり、野菜の畑!」
「お酒が好きだから、おつまみになれる野菜の畑がいい!」
「ドライフラワーを作れる花畑!」

ワークシートを描くことを通して、皆さんの夢がふくらみました。

特に、さまざまな畑のテーマにより、皆さんそれぞれの個性や好みが見えてきたのが特に面白かったです。

竹バイオ炭作成中、焼き芋も焼ける!?

ちなみに、その日の楽しい+美味しいエピソードがあります!

福島さんの提案で、さつまいもや里芋を竹炭の余熱で焼き上げました。

たった20分で焼き芋と里芋が出来上がり!

サツマイモの美味しさはもちろん、ホクホクした里芋に鱈の風味があって、参加者の皆さんも新しい発見だったようです!

一ヶ月後まで待ちましょう!

ワークショップが終わる前に、完成した竹バイオ炭を各自の畝に乗せて、簡単なPH計測を実施しました。

できたての竹バイオ炭はリンの数値(P)が高いため、しばらく放置して雨で洗い流す必要があり、植え付け作業は1ヵ月後のワークショップに持ち越されます。

最終的に皆さんのドリーム畑はどのような風景になるのでしょうか。本当に楽しみです!

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Satsuma Future Commons

Satsuma Future Commons(薩摩フューチャーコモンズ)は、薩摩川内市・九州大学大学院芸術工学研究院が共同で推進する、サーキュラー都市デザインの先駆者が研究・実践を行う国際的でオープンな拠点です。